2011/10/16(日)
私の敬愛する内藤正裕先生の講演会に行って参りました。
"インプラントを抱え込むということ"
「樽いっぱいの汚水にスプーン一杯のワイン」を注いだところで
樽いっぱいの汚水には何の変わりもない。
インプラントや審美の講演会で、
何か出来るようになるとおもってはいけない。。
では、流行に左右されない基本的な臨床の知識と技術を
身につけていないと、どういうことになるか。。
「樽いっぱいのワインにスプーン一杯の汚水を入れると、樽いっぱいの汚水になってしまう」
手をつけるだけ、罪作りだ。
と、パンフレットにあります。
毎年参加させて頂いてるのですが、今回はテクニカルな話は少なく
インプラント抜きで歯科臨床は成り立たなくなっている感がある現在
どのようにインプラントと向き合うのかというお話しを多面的にしていただきました。
いつもながら、とても考えさせられるご講演でした。
歯科修復は、どんな形であれ異物を生体に置いてきてしまいます。
身体は異物を排除する働きを分子レベルでは行っています。
生体に嫌われない範囲ないでベストを尽くすしかないと。。
あなた達が造ったものはどこにでもあるものだ。
あなた達が壊したものは、ここにしかないものだった。 by Charlos 1世
にならない様に。。