歯を削ったライン、歯と補綴物のつなぎ目をマージンと言います。
マージンに段差や隙間があるとたちまち二次カリエス、歯周病の原因になります。
形成では、いかに歯と補綴物がスムーズなラインでつながるかを考えて削ります。
しかしながら、どんなにキレイに削っても模型がいい加減では良い補綴物は出来ません。
技巧士さんは模型が命なのですね。しっかりと正確なマージンの判る模型が欲しいのです。
そこで精密な型どり(印象)にはシリコン印象材を用います。
よくあるピンク色のアルギン酸による印象ではルーズ過ぎて精密な型がとれません。
自費の補綴物には当然シリコンを以前より使用しておりましたが
国産からアメリカ製になり現在はドイツ製を使用しております。
KETTENBACH社のPanasil最高です。
いままで使用した中でもっとも変形率が少なく、もっとも親水性が高いです。
マニアックにマージン追求出来ますね(笑)