上唇小帯とは、上唇と歯茎をつなぐ「すじ」のところです。
産まれた時に最も歯茎側に付着し、加齢とともに退縮傾向を示し
通常は10歳前後で小帯位置は落ち着きます。
小帯が付着異常を起こしていると
正中離開の原因になったり
歯ブラシが前歯に当たり辛くなりカリエスを誘発したりします。
症例ですが
他医院でホームホワイトニングをしている患者さま。
カスタムトレー(マウスピース)を装着すると小帯に当たり痛いので切って欲しいと
net経由で来院されました。
ホームホワイトニングをしている病院では出来ないと断られたそうです。
基本、上唇小帯は結合組織のみですので術式は簡単です。
レーザーで切除する方法もありますが、瘢痕になりやすく
治癒後のキレイさはスパッとメスで切った方が良いかと考えます。
あと、小帯が高位にあると
笑った時に上唇が規制されて持ち上がらなくなります。
笑った時 なんか歯が見えないとか
もっと口角の上がったスマイルラインにしたい。。
なんて方は一度 上唇小帯をチェックしてみては如何ですか?