40代 女性の患者さま
頭蓋を基準とした上顎と下顎の前後的ズレを
角度で表したものがANBという指標です。
バランスの良い状態ではANB±0°~+1°位です。
この患者さまは
典型的なアングルClassⅡdiv1.症例
上顎前突ですね。
ANB+4°ありました。
欧米では外科手術も考慮する状態ですが
手術のリスクを考えると
日本では矯正のみで治すのが一般的でしょう。
上顎前突ですので
上の前歯は奥に
下の奥歯は前に移動させる力を加えます。
動的治療期間2年6ヶ月でした。
矯正用のミニインプラントも使用し
臼歯部のアンカレッジ・ロスを防いだり
前歯部のバイト・オープニイングも行いました。
E-lineもスッキリしましたね。