根の先に病巣が出来ている状態を
慢性根尖性歯周炎と言います。
通常は根の治療をやり直し、治癒を目指すのですが
異物(根充材)が根尖の先に出てしまっていたり
炎症が取りきれない場合は
最後の手段で外科的な処置を施します。
この患者さまも4~5年前に根の治療をやり直し
当医院でセラミックを装着しておりましたが
前医の処置の根充材を押し出してしまったのでしょうね。
根の先の病巣が治りきらず
腫れてしまったと来院されました。
ホントに最初に根の治療をするDRの腕で
その歯の寿命は決まると思います。
欧米の根の治療の成功率は一般的には80~90%
根の治療の専門医では97%と言われています。
対して日本では50%前後です。
まあ保険治療で欧米並みの結果を出せと言われても困る部分もありますが。。
当医院で最初に手を付けた根の治療であれば保険でも
80~90%は大丈夫です(笑)
写真が悪いですが
歯根端切除の様子です。
歯茎を開き
病巣を掻把し 根の先端を骨のレベルでCUTし逆根充
骨に置換される薬を置き 歯茎を戻し終了です。