待合室のツリーです。
今日はクリスマスイブですね。
サンタクロースは世界中の子供たちにプレゼントを配るのに大忙しでしょう。
ところで「サンタは本当にいるの?」と
子供から聞かれたら、あなたはどう答えてあげますか?
今から100年ほど前、アメリカの新聞「ニューヨーク・サン」では、
8歳の女の子・ヴァージニアから「サンタは 本当にいるのでしょうか?」
と投書がありました。
そこで「ニューヨーク・サン」は、社説 でこう答えたそうです。
『ヴァージニア、きっと何でもうたがい たがる年ごろで
見たことがないと信じられないんだね。
自分の分かることだけが全部だと思って いるんだろう。
でもね、大人でも全部が分かるわけじゃないんだ。
実は、ヴァージニア、サンタクロースは いるんだ。
愛とか思いやりとかいたわりがちゃんとあるように、
サンタクロースもちゃんといるし、愛もサンタクロースも、
僕らにかがやきをあたえてくれる。
もしサンタクロースがいなかったら、ものすごくさみしい世の中になってしまう。
ヴァージニアみたいな子がこの世にいなくなるくらい、
ものすごく寂しいことなんだ。
サンタクロースがいなかったら、
むじゃきな子どもの心も、詩を楽しむ心も
人を好きって思う心も全部なくなってしまう。
みんな、何を見たって面白くなくなるだろうし、
世界を楽しくしてくれる子どもたちの笑顔も消えてなくなって しまうだろう。
サンタクロースはいない?
いいや、ずっといつまでもいるよ。
ヴァージニア、サンタクロースはずっと子どもの心をわくわくさせてくれると思うよ』
この社説は、アメリカ中で話題を呼び、
日本でも偕成社より絵本
「サンタクロースっているんでしょうか?」
として、2001年までに85刷を超えるロングセラーになっているそうです。