歯と歯の間と歯肉のラインに見える三角形の隙間を
ブラックトライアングルといいます。
加齢による歯茎の退縮や、成人矯正治療後に時々みられます。
10代の矯正では骨の再構築能が高いので問題ないのですが
アダルトの矯正では骨の少ない部分に歯を移動した場合によく起こる現象です。
矯正治療を受ける方は、審美意識の高い方が多いので
ブラックトライアングルを気にされる事がよくありますね。
写真の患者さまも矯正後のブラックトライアングルの改善を主訴に来院されました。
上が術前
真ん中がヒアルロン酸注入直後
下が初回注入より2ヶ月経過後の写真です。
落ち着いていますね。
お肌へのヒアルロン酸は半年~1年で吸収されてしまいますが
歯茎への注入は、個人差はもちろんございますが2~3年は良い状態を保てる様です。
歯茎に炎症を起こして腫らしている訳ではありませんので
ポケットが多少深くなっても問題ございません。
また、ヒアルロン酸は骨の再生にも効果があります。