3月13日 毎日新聞夕刊に
「乙女心と付け八重歯」 若い女性に人気
という記事が載っていました。
曰く、白い歯や歯並びの良い歯は美容のポイントの一つ。
だが、新たなファッションとして、人工の歯を付けて個性を演出する「付け八重歯」の人気が
若い女性を中心に高まっているという。
八重歯とは、犬歯が通常の歯並びから外側に外れた状態。欧米では吸血鬼を連想させるため敬遠されます。
「八重歯をカワイイと思うのは日本人独特の感性。永久歯に生え換わる時期に目立つので、幼いかわいらしさを感じるのでは」
「ちょとコンプレックスも感じるチャームポイントという微妙さが魅力。歯の健康には注意してほしいが、付け八重歯をすることで自信を持って笑えるようになれれば」
etc
板野友美さんの様な片八重歯にあこがれ付け八重歯を希望する患者さんが増えているという事でした。
付けまつ毛、付け爪、ウィック、エクステと気軽に変身出来るアイテムがたくさんあり、付け八重歯もアクセサリー感覚で使い、本人が満足出来るのであればアリかなと思います。
自信が持てるようになるのは良い事です。ですがあくまでテンポラリー、一時のファションアイテムとしての使用にしましょうね。
なんで八重歯がカワイイと思うのかと、色々考察しましたが
記事のように幼いかわいさが感じられる、確かにそうかも。
だとするとある程度若い方でないと魅力的になりませんね。幼さを武器に出来る年齢まででしょう。
ただ歯並びが悪いのが美しいはずがありません。
板野友美さんもそうですが、八重歯になるのは顎が歯の大きさに比べ狭く、歯の萌出順序の関係で犬歯が一番最後に出てくるため、もうスペースがなく八重歯になってしまうのですね。
つまり八重歯がカワイイのではなく細い顎、締まった口もとがキュートに感じられるのではないでしょうか?
引き締まった口もとで歯並びも良ければ完璧にキレイと感じますね。
あまりおススメはしませんが、当医院でもテンポラリーの付け八重歯の制作は可能です(笑)