9月4日 トクヤマデンタル倶楽部主催の
総義歯難症例への対応
ニュートラルゾーン理論によるデンチャースペース義歯
講師 加藤武彦 先生
田中五郎 先生
総義歯セミナーを受講して参りました。
当医院ではもともとニュートラルゾーンを利用した義歯を製作しておりましたが
さらに理解が深まりました。
以下抄録です。
超高齢化社会に突入した今日、顎堤吸収の著しい症例に対する総義歯は、吸着が得られない、上下顎のアーチの大きさが異なり人工歯排列の基準が明らかでないので、歯科医師も技工士も困っています。
その解決策として「デンチャースペース理論」が最適です。「デンチャースペース」とは歯があった時の口腔内の空間、この空間を満たす義歯は、口腔周囲組織の調和により、義歯の維持・安定が得られます。
この理論の開発者であるFishやLottはモデリングやワックスを用いて複雑な方法でしたが、私はこの考えを、今の保険診療や在宅往診にも応用出来るように考え、それを当日お話しします。