右上5番6番のCRによる修復です。
隣接面にカリエスが及んでいる場合には、修復する歯+1歯分ラバーをかけて
唾液による感染をブロックします。また唾液に感作するとレジンの接着力が極端に落ちてしまいますので、その予防にもなります。
まず6番を仕上げ
隣接面をつくるには、そのままストリップスを入れただけで詰めるとストリップス分の隙間が開いてしまうため、ウエッジを入れ歯同士を離して/歯根膜があるので歯は動きます/充填し、仕上がりでしっかりコンタクトするようにします。
仕上がりです。
新年度になり、当医院にも新人の衛生士さんが加わりました。
学生実習で5~6件歯科医院をまわるのですが、ラバーを使っている医院は無かったそうです。当医院では根の治療や詰め物の治療に多用しています。患者さま、DRとも多大なメリットがあるラバーなのですが、保険点数は0、タダなんですね(泣)
CRは当然保険適用ですが、保険制度は病気に対しての給付になりますので
銀歯がただヤダから保険で入れ替えたいと言うのは認められませんのでご注意下さいね。