矯正症例 ClassⅡdiv.2
10代 女性の患者さま
前歯をキレイにしたいと来院されました。
普通に咬んだ状態では
見た目それほど上下顎のバランスは悪くないように見えます。
写真でも奥歯はほぼⅠ級のかみ合わせですが。。
資料を採ってビックリ
ANB +4.5° full classⅡ
欧米でしたら外科症例の適応です。
最近の傾向ですが
下顎の成長不足による
相対的な上顎前突症例ですね。
上顎のみ4番抜歯
案の定、治療開始6ヶ月位で下顎がガクッと後退しました。
本来の筋肉位に戻った感じですね。
顎のリラックスポジションをCR
歯が最大面積で当たる、習慣的な顎位をCO と呼びます。
矯正だけでなく
歯科治療すべて CO CR の概念がないとトンチンカンな結果しか出せません。
削って 型をとって はい、噛んで~ じゃダメなんです(笑)
症例ですが
Ⅱ級仕上げ OJを残したくなかったので
上顎前歯は口蓋側に傾斜気味です。
ただバイトも浅いので、そんなにストレスにはならないでしょう。
E-line もスッキリ
よく咬めるようになり口輪筋が発達し
メリハリのある口もとになりました。