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2010年7月30日
総入れ歯・部分入れ歯
入れ歯が合わずに悩んでいる方はいらっしゃいませんか?
入れ歯製作の上手い下手は歯科医の実力がかなり出ます。
と言うのも入れ歯は歯ぐきの上にのせるものなのでどうしても動きます。
安定させるには様々な知識、経験が必要でごまかしがききません。
当医院では顎が最もリラックスした状態で咬め、かつ再現性のある場所を探し、ニュートラルゾーン(頬、唇の圧力と舌の圧力がプラスマイナス0になる空間)に歯を並べ、見た目の美しさ(横顔、前歯の見え方、ホウレイ線やしわの消え方)を考慮した義歯の製作を行っております。
具体的には以下のステップが必要となり回数はかかってしまいますが、それだけの価値があります。
1.単純印象
アルギン酸による型取り、お口の中の状況の把握、個人トレー製作。
2.精密印象
個人トレーを用いてシリコン印象剤(変形率0%)での型取り、この型取りが出来上がる入れ歯の吸着、安定を決めます。
保険治療ではアルギン酸での印象。
咬合床及び副模型製作(金属床フレーム製作)。
3.バイト
咬合床を用いて大体の咬み合わせを決めます。
フェイスボーにより上顎の位置を決定、咬合平面、リップサポート(唇の見た目、しわ見え方)のチェック。
バイト 咬み合わせのチェック。
4.ゴシックアーチ
仮の咬み合わせを咬合器に再現した後、再度口腔内に戻しゴシックアーチトレーサーを用いて本当に顎がリラックス出来て咬める位置をピンポイントで探します。
保険の治療では行いません。
5.排列
人工歯を並べ、歯の見え方のチェック。
加齢と共に口角は下がり気味になり、下の前歯が良く見える様になるのですが、おかしくない範囲で上の前歯をよく見せ、入れ歯の歯ぐきの部分の形を考慮、しわを消して若々しい印象になる様にします。
もう一度咬み合わせのチェック。
6.試適
最終チェック。
7.完成
"老化とは清潔感を失うこと"とも言われるように清潔感の決め手になるのは口もとです。
食事も呼吸も感情を伝えるのも、人のライフラインが全て集まる場所なので口もとは人の品性が良く現れます。
目じりの小じわより、口もとがたるんでもたついている方がずっと問題ではないでしょうか?
よく咬めて、口もと美人になる入れ歯にしませんか?
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